目次
この記事では、図書館戦争の「堂郁」のSS作品を紹介します。SS好きの方からおすすめを紹介してもらったものをまとめてみました。
紹介して頂いた読者の方のコメントなども記載しているので、そちらも参考に気になる作品があればぜひ一度読んでみてくださいね!
君の心までの距離
帰れーーーーーー………
俺が最後に笠原に投げつけた言葉。
そしてその時の笠原の顔が、頭にこびりついて離れない。
あぁ……俺はお前に関しては間違ってばかりだ
この時も
あの時も
すべてーーーーー……
読者コメント
笠原との絡みはシリアスな話のはずがどこかほのぼのとする。
【図書館戦争】 長編再録 その序章 (堂郁)
「そうだ。来週から二ヶ月間、関西図書隊図書特殊部隊で研修だ」
関東図書隊図書特殊部隊事務室に併設する隊長室に堂上が呼び出されたのは、長期出張を申し渡される為だった。
「自分一人ですか?」堂上が質問する。
「そうだ。二ヶ月も笠原と離ればなれっつーのは辛いかもしれんが、我慢しろ」
玄田がニヤニヤしながらそんな答えを返す。
読者コメント
離れ離れになる二人ですが、ある意味普段通りの二人。
カミツレを、もう一度
-もうこれ以上、堂上教官に迷惑は掛けられない。-
ふと時計を見ると既に4時を回っていた。
病院を飛び出してから2時間近く歩いた計算だ。
もう帰らなきゃ。
ぼぅっとした頭で周囲を見回すが、記憶に無い場所だった。
とりあえず近くの店で最寄りの駅を教えて貰い、帰路についた。
読者コメント
いきなりいなくなる展開から始まることにドキドキさせられる。
シリーズ壁ドン
被害者は、あろうことか堂上班副班長小牧幹久二等図書正の、大切な大切な恋人。その愚行にタスクフォース皆の怒りに火がつけられ、犯人検挙に躍起になった。唯一無二と考えられた作戦は、現行犯逮捕のための、囮捜査。そして見事、犯人を釣り上げたのは、タスクの紅一点、笠原郁だった。
読者コメント
壁ドンをテーマに2次創作らしい様々なオムニバス形式を読むことができる。
Camp! Camp! Camp!
郁ははあっ、とため息をつく。
それでも弱音を吐かず強気を装っているのは、単なる意地だ。あの憧れの図書隊員も同じような目にあっていたのだと思うと、弱音なんて吐けるはずもなかった。
郁はぼんやりと自室で夕方の情報番組をただ眺めていた。柴崎はお肌のお手入れに余念がない。
「今、女性にソロキャンプが流行しています!」
読者コメント
今流行りのキャンプをテーマにした作品
一周年記念日
折半で買った共用のカレンダーを一枚めくり郁が何気なくこぼした台詞に柴崎の眼底がギラリと光った気がした。
「ふうん、何がもうすぐなのかしらぁ」
何をか言わんや、郁の人生告白初成功、そして返事の代替品を貰って堂上と交際を始めたその日から一年、である。
読者コメント
笠原視点での1話読み切り作品。読みきりですが続きが読みたくなる。
『白い闇のなか』
いつもと変わらない、時間がそこにあった。
ほんの一瞬、世界が白くなる――
暗転して目を覚ますと、大事な何かが抜け落ちていた。
それが、『何』なのか。
―――心にぽっかり開いた白い穴を埋めてくれるは何?
読者コメント
笠原の記憶喪失もの。展開としてはお決まりのパターン。
A true reason.
「……」
「……い」
「笠原さん、そろそろ警備の時間だよ」
「あ、はーい。わかりましたー」
──何やってんだ、アイツ……。
「……あー、今夫婦喧嘩してるんだって。だから手塚、今日は笠原さんとバディね」
これって公私混同のような気もするけどね、と小牧は苦笑いした。
読者コメント
リアルな夫婦喧嘩が描写されていている。
背中
笠原郁はその扉を、就業開始時間まであと少し、というタイミングで大きく開いた。
「…おはようございま…すっっ!!」
軽くだが息が切れた。挨拶を返してくれる先輩隊員たちをぐるりと見回して……探していた人物が、いつもの席にいない事に気付く。
「…あれ?堂上教官は?」
読者コメント
タイトルがちゃんとシナリオのポイントになっている。
その場所はあたしのモノですか
上官である堂上とはつい先ほど、唇を重ねた。
それも、交際が決まったその日に。
なので一般的に初チュウ、といったステップはクリア済みだ。
そもそも、そちらは郁の方から奪ったようなものだったのだが。
読者コメント
付き合い始めのもどかしさがとてもよく描写されている。
時の向う側
「凄い暴風だね」
窓の外を眺めながら小牧が口を開いた。
「ああ、そうだな。確か第二図書館は塗り替え作業中じゃなかったか。この暴風で足場は大丈夫なんだろうか……」
堂上も手を止めて窓の外に視線を動かす。
窓の外では、揺れる深緑樹が枝がもげそうなほど風に踊らされている。
読者コメント
堂上の記憶喪失もの。堂上、笠原の心情がこまかく描写されている。
喜びは涙の数だけ
郁が査問に遭い、その後『王子様卒業宣言』をしてから幾分か時が過ぎて季節は昇任試験が目前に迫った頃。
入隊後一年十ヶ月が経過し試験を受ける資格を得た郁、手塚、柴崎は現在『一等図書士』から『図書士長』に昇任する為にそれぞれ自分の苦手分野を克服をしたりと昇任試験の準備に忙しい。
読者コメント
笠原の負傷離隊のストーリー。いかに本編と離れた話にしていくのか気になる。
可愛い魔女
けれど、復讐しようという人間がはたして、そんな上から目線と申しますか、大局で物事を見ているものでしょうか。
否、私はそれに否と答えます。
憎っくき復讐相手・堂上 篤に魔法をかける際、私はただただ相手をやっつけることしか考えていませんでした。
読者コメント
笠原が魔女になる物語。図書館要素は一切出ない。
図書館戦争 未来設定
「ゲ、小牧ニ監」
「ゲ って随時だねぇ」
「だって絶対…」
堂上音は特殊部隊に入ってからというもの、この父の親友がすっかり苦手になっていた。今回はイジられるネタがあったから余計だ
「ど〜せ熊のオジサンのいたずらのことでしょ」
「熊のオジサンて…」
「それと公私混同しないでくださ〜い」
読者コメント
完全オリジナル、原作キャラの子供たちが活躍する世界を描く
サイト名 「幸福の花」
その後、予定がなかなか取れず、堂上から「2度目」のお誘いがあったのが
2日前の夜……。
***
外に出られるか?
堂上から恒例になりつつある夜の「散歩」に誘われた。
郁は、髪型を手櫛で整えると、部屋着にしているジャージのまま急いで部屋を出た。
もう大分温かくなってきたので上着は必要ない。
読者コメント
堂上と笠原の純粋なラブコメタッチなストーリー