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この記事では、艦これの「ヤンデレ系SS」を紹介します。SS好きの方からおすすめを紹介してもらったものをまとめてみました。
紹介して頂いた読者の方のコメントなども記載しているので、そちらも参考に気になる作品があればぜひ一度読んでみてくださいね!
私を選べば良かったのに
元気だった?
えぇ、私よ。
あんたの初期艦だった、叢雲よ。
驚いた?
そうよね。驚くわよね。
あの日、この鎮守府を出ていってから、今まで音沙汰無しだったものね。
ここは変わらないわね。
そう、あんたも。
全然変わってない。
安心したわ。
そんなに怒らないで。
心配したって?本当に?
読者コメント
結婚相手に選ばれなかった叢雲の心情と復讐の描写が凄まじい。セリフ中心で読みやすい。
私こそが正義だ!!(長門・悪党殲滅)
まったく、戦艦一隻と駆逐五隻で何ができるというのだ
確かに駆逐艦の子達は殺すのは可哀想だったが
あいつと私の行く道を邪魔するのだから仕方がない
それに我が妹、陸奥。何が敵艦だ。この私に向かって
この私があんな奴に遅れをとるわけがないだろう
愛の差というものだ
あいつらよりも私の愛が強いのだ。
読者コメント
よくあるヤンデレではなく、圧倒的強者としての長門の狂気の発露が良い。
叢雲の提督管理計画
――アンタが司令官ね?ま、せいぜい頑張りなさい。
本部からの電話に応答し、出撃に関する書類を作成し、遠征結果の報告書を纏めていく。いつも通りの執務が今日もいつも通りに終わろうとしていた。隣の机で書類仕事をしている叢雲がペンを置き、こちらを見た。
読者コメント
初期艦3人の密やかで重い愛が良い。狂気度が薄いのでヤンデレ初心者にもおすすめ。
童貞と悪魔
横須賀鎮守府第8部隊の地下独居房に、少女の啜り泣く声が響いている。
少女は独居房の鉄格子の前に立ち、ただただ啜り泣いている。
独居房にはこの部隊の提督、司令官に当たる男が入れられている。
「すまなかった、すまなかったから、そんなに泣くんじゃない、鈴谷。」
提督は泣き続けている少女、最上型重巡洋艦3番艦の鈴谷に努めて優しく声をかけた。
読者コメント
終盤の描写に心を折られる。一枚上手な鈴谷のキャラが活かされていて良い。
榛名と肩もみ
視線を提督室に戻した。提督室には、自分と秘書の榛名しかいなかった。
読者コメント
本編とあとがきで二度おいしい。きつい描写がないので読みやすい。
北上ト煙草
着任して暫くは普通に吸っていた記憶も有るのだが・・・
大体、一、二年ぶりか。
意識して止めていた訳では無い。
気づけば吸わなくなっていた。
そもそも、たまに嗜む程度の物だった。
が、それでもアレの臭いはキツイのか、吸うと必ず気付かれる。
読者コメント
ヤンデレ艦娘への対応に疲れた提督と、中でも比較的まともな北上との小話。
裏返りの愛模様
痛む頭を押さえながら男が体を起こすと、そこは小さな部屋だった。
白を基調とした簡素ながらも清潔な部屋で、見た感じ病院の一室といった雰囲気だった。
男はベッドで眠っていたようで、彼の前には白いシーツがかけられている。
「ここは、一体…? 俺は、何をしてたんだ?」
読者コメント
やや設定が不穏な純愛もの…と思いきやオチで裏切られる。
26話・男達の鎮守府
艦娘達から少しでも離れようと、山間部にひっそりと作られた所である…
彼等は自身の居場所に関する情報が一切漏れ出さないよう、外界との関わりを一切絶っているのである…
これは、そんな男達の物語である…
読者コメント
様々な鎮守府を描いたオムニバス作品。艦娘から逃げた提督たちという設定が新鮮。
ケッコンモンダイカッコガチ
「どうやれば彼女たちに諦めてもらえるか。 それが問題だ……」
彼の目の前には数人の艦娘たちのプロフィール写真が机の上に広げられ、机の端には黒い小箱とその中身に関する内容が書かれた書類が置かれていた。
読者コメント
ケッコンカッコカリに憧れる艦娘たちの暴走が恐ろしい。
冴えない男の艦これ日記
その存在を耳にした時、一度目はオカルトだと思った。
そして姿が映像として残され、名称を『深海棲艦』と名づけられた時、ふと頭の中に既視感を覚え、激しい頭痛と共に意識を失った。
そして、目を覚ましたらすべてを思い出したのである。
「これ、艦隊これくしょんだ。死んだな」
読者コメント
廃人同然だった大井と気弱な提督のコンビが応援したくなる。転生モノなので読みやすい。
榛名が提督を軟禁するまで
多くの艦娘たちと同じく、彼女もまた、戦線から離脱してしまえば一人の少女である。いかに丁寧な物腰や控えめな態度で背伸びしていても、時折覗く砕けた口調がそれを示していた。同じ艦隊の娘たちとのお喋りに花を咲かせている時など、まるで女学生のようなのだ。
読者コメント
徐々に違和感を覚えるような状況描写の完成度が高い。
#ヤンデレ榛名さん
東部オリョール海で見た彼女の笑顔は、空と海の月に負けないほどに明るく輝いていた。彼女に見惚れる横顔に、摩耶の一撃が来た
読者コメント
Twitter連載。榛名目線のストーリーが連載中で、本編の事件の真相が気になる。
提督「みんなの様子が少しおかしい」(再投稿)
例えば話していたら、急に下を向いて黙ってずっと動かない。動いたと思ったら急に逃げ出す始末。もしかして俺嫌われてるのかな?
何故か執務室と俺の部屋にはこっそりと盗撮カメラと盗聴器しかけてあるし……この量は流石に一般人でも気付くだろう。
読者コメント
ヤンデレ化の真相が気になる。提督の性格が軽妙で親近感が湧く。
割れたガラス玉
住人は車椅子に座った男が一人と、そしてやや細めな長身が特徴と言える、見目麗しい女が一人である。
その家の書斎と思われる場所で、今日も男は机に向かい、その上に置かれたPCのキーボードを叩きつつ、時折その脇にある文書に目を通し、必要と思われる紙にはサインの記入や判を押すといった作業を繰り返していた。
読者コメント
不慮の事故で一線を退いた提督と、事故の原因となった龍田の共依存が悲しくも美しい。
隠蔽された鎮守府
間宮さんが手に持っているのは、米国で使用されている大きなピザボックスだ。どうやら、料理棚の所に放置されていたらしい。
「あー…。間宮さん、その中開けてみました?」
読者コメント
SCPと艦これのクロスオーバー。SCPとのほのぼの時々ヤンデレな鎮守府という設定が希少。