この記事では、俺ガイルの「いろは」のSS作品を紹介します。SS好きの方からおすすめを紹介してもらったものをまとめてみました。
紹介して頂いた読者の方のコメントなども記載しているので、そちらも参考に気になる作品があればぜひ一度読んでみてくださいね!
一色いろはが嫉妬するようです
せんぱいが高校3年生に、わたしが2年生に進級してから、少し。
わたしは生徒会室で、仕事の手伝いに呼んだせんぱいへ、そんな質問をした。
まぁ、いつもどおりはぐらかすか、自虐じみた変な答えが返って来るんだろう。なんて特に期待もせずに、適当に話しの糸口にでもなればいい、と軽く考えてした質問だった。
いや、期待はしてなかったけど、”俺が好きなのはお前だ”とかそんな答えが来ればいいのに、とちょっとだけ妄想はしていた。
読者コメント
いろはから八幡への好きな人の探りの行方が気になる。誰にでも読みやすい構成。
やはり一色いろはが俺の許嫁なのはまちがっている。
これから始まる新生活に浮かれてしまった俺こと比企谷八幡は一時間も早く家を出た結果、道中で轢かれそうになっている犬を助けようと道路に飛び出し事故にあった。合掌。
そのまま異世界転生でもすれば話が盛り上がるのかもしれないが、現実は甘くない。気がつけば真っ白い天井、真っ白い壁、開かない大きな窓のある部屋で入院三週間を告げられた。しかも体中を走る激痛のおまけつきだ。
読者コメント
原作にはない二人の距離の縮まり方をどう描いていくか楽しみな作品。
一色いろは・被害者の会
次なる空を探そうか?
悪くない。
あるいは、もう一度数え直すのだろうか?
それも悪くない。
あがいて、もがいて、苦しんで、ひとつひとつを数え直し
確かな数であったのか。どんな光だったのかを思い出す。
その果てに広がる空は、以前と違って見えるのか。
それとも、やっぱり同じ空のままなのだろうか。
……今はまだ答えが出ない。
それでも手を伸ばす。
何度でも、問い直し、考え、求め続ける。
読者コメント
一色いろはの支配する総武高校の今後が気になる。
そうして、一色いろはは本物を知る
着替えもせずにベッドに突っ伏し、お気に入りのクッションに顔を埋める。
「あ~…もぉ!」
出掛けに一時間掛けてセットした髪を、なかった事にでもするかのように、わしゃわしゃっとかき回す。
「わたし、どうしたいんだろ~、ほんと」
今日は先輩との初デートだった。
読者コメント
いろはのストーカー被害からどのように作品を展開させていくのか期待を持てる。
恋という名の嫉妬心。
太陽が真上から照らし始めた時刻に、俺は駅前のレストランに呼ばれていた。
受験生として真面目に予備校に行くようになってから、こうやって外出することは少なくなったのだが一色だけは時々ご飯に誘ってくる。
読者コメント
受験期の二人の距離の縮まり方を楽しめる。嫉妬するいろはに注目。
いろは「家族旅行?」
八幡「ああ、この前ボーナスももらったしな。たまにはと思って」
いろは「あ、あなたが率先して休日に外へ出ようと考えるなんて…明日は槍でも降ってきそうですね…」
こんにちは!一色いろはです!
…おっと、間違えました。
比企谷いろはです!!!
高校時代、あれやこれやとあって私は先輩と付き合うことになりました。
それからまた長い年月が経ちました。
そして…
喧嘩も多かったし、障害も多かったですが、それでも私達は互いが互いのことを支え合って生きていくことを誓い合い…
私と先輩は結婚しました。
読者コメント
八幡といろはの結婚生活。呼び方や距離感の変化を楽しめる。
一色いろはは諦めきれない
えぇー……なに、なんなんですかこれ……。
先輩に今日の会合がなくなったことを伝えに奉仕部の部室に来たんだけど、漏れ聞こえてくる声からするとどうも和やかな雰囲気じゃなさそうだ。
読者コメント
本編では描かれないいろはの心の中を丁寧に描写されている。原作ベースの一作。
一色いろははお兄ちゃんが欲しい
「…………」
「…………」
そんなことを言いながら、全く申し訳なくなさそうないい笑顔で俺を連行しようとする一色。
最近、なにかと俺を酷使することに俺の中で定評のある一色いろはは今日も、いつの間にか奉仕部へやってきいつの間にか俺を労働に駆り立てる。
読者コメント
いろはが八幡を面白がっていじる王道展開の作品。
一色いろは『せーんぱい、お元気でしたか?』
いろは「せーんぱい!生徒会の買い出し手伝ってくださいよー。」
八幡「やだよ。もう十分手伝ってやっただろ?」
いろは「酷いです、先輩がわたしを煽って生徒会長にしたんじゃないですかー!」むう
八幡「……わかったよ…。」
雪ノ下「奉仕谷君、甘いのね」ジロリ
八幡「奉仕谷なら、なんか間違ってない気がするが…」
由比ヶ浜「…ヒッキー?…」
八幡「そんな目で見るなよ…。すぐ戻る」
いろは「ではでは、先輩をお借りしていきまーす」
八幡(背後からの圧力が痛い)
読者コメント
社会人として再開する二人の距離感が気になる。
やはりわたしの青春ラブコメはまちがっている。
「……なんだ?」
「——えっ……あ、ちゃんと、聞いてくれるんだ……」
「ん……ああ……」
「そっ、か……ありがと」
「いいから。その、なんか、言いたいことあんだろ? ちゃんと聞いてるから、言えよ」
「う、うん……えへへ。あ、あのね……あたしさ、ヒッキーのこと……好き。ずっと、好きだった」
「そうか……」
え、え、ひゃぁぁあ、なになに、この状況!
先輩見つけたから近寄ってみれば結衣先輩が告白してるとか、誰が予想できるんですか!
いやいやいや……ていうか、やっぱり結衣先輩って先輩のこと好きだったのか……まあ、どう考えてもそうだよなぁ。
読者コメント
俺ガイルのいろはルート。 原作ベースでいろはの描かれなかった心の中を描いている
斯くして、一色いろはは本物を求め始める。
――それが、わたしと奉仕部、そしてせんぱいとの出会いだった。
冷たさをその瞳に宿し、凛とした佇まいを崩さない雪ノ下雪乃先輩。
わたしも彼女の名前くらいは知っていたが、実際にこうして目の前で会話をするのは初めてだったはずだ。
そんな彼女の横に、由比ヶ浜結衣先輩が座っていた。
彼女は葉山先輩にちょっかいをかけにいった時に知り合ったのだが、見かければ挨拶を交わす程度なので仲がいいとはお世辞にも言えないだろう。とはいえ、そんな状況下でも見知った顔がここにいるというのは話をしやすく、ありがたい。
挨拶を済ませ、依頼内容に触れる前に生徒会選挙のことを城廻先輩が説明し始める。
そのあたりで、何とも形容しがたい腐った目の人物が一人、二人と距離をとった位置から怪訝なものを見るような視線をわたしに向けていたことに気づく。
――存在をきちんと認識できるようになったのは、その時だったと思う。
読者コメント
生徒会選挙後の視点を描いた作品。奉仕部といろはの関わりを良く描いている。
一色いろはは宣言する。
一色いろはは自宅で小さく独り言を呟く。
それは自分の想い人には届かない言葉だった。
いろはの先輩というのは1個上の比企谷八幡である。困ってる時はいつも助けてくれる人だ。
目つきと性格悪いけど…
「ちょっとメールしてみよ」
時刻は午後22時。
読者コメント
いろはメインの視点で描かれる作品。 先輩の八幡にどのようなアプローチをかけるのか気になる。
「どうしてママはパパの事が好きになったの?」
「どうしたの~?」
「どうしてママはパパの事好きになったの?」
「えっ!?き、急にど、どうしてそんなこと聞くの?」
とある週末の日曜日、一色いろは改め比企谷いろはは自分の娘にそんな言葉をかけられる。
読者コメント
いろはと八幡の子供が登場する作品。 微笑ましい気持ちにさせてくれます。
八幡「37.5℃か…」
八幡「休むか…あんま高くないけど」
小町「うんそれがいいよ。キャシャリンみたいな顔になってるし」
八幡「テスト近いけど、行って誰かに迷惑かけるとばつ悪いからな。戸塚とか」
小町「一人で病院行ける?」
八幡「大丈夫だって」
小町「お母さん達は出張だし、小町は今日から中学の勉強合宿があるから…」
小町「うーん…どうしよ…」
八幡「安心しろ」
八幡「へっちゃらさ」
小町(顔赤…)
小町「やっぱ今日のお兄ちゃん何かおかしいよ」
小町「小町合宿行くのやめようか?」
八幡「…いやそれは駄目だろ。今年受験だぞ」
小町「でも…」
八幡「心配すんなって。どうせ大したことじゃない」
読者コメント
家に来たいろはがどのような看病をするのか気になる。
いろは「全力で先輩を攻略する」八幡「やめてくれ」
八幡「げ」
いろは「げんてーん。先輩ー?かわいい後輩を見て「げ」は駄目ですよ?」
八幡「や、知らないし」
いろは「では一緒に仕事しましょう♪」
八幡「何も繋がってないよな……ではじゃねーよ。」
いろは「細かいこと気にするなんてまたまた減点ですよ!ほら、生徒会へレッツゴー!」
八幡「断る」
いろは「あれ?約束したじゃないですかー手伝うって」
八幡「してない。それは葉山だ。俺じゃない。葉山に手伝って貰え」
いろは「葉山先輩はエースで忙しいので却下です。よって暇人な先輩にお任せします!」
八幡「待て俺は奉仕部で急がしい」
いろは「じゃあ奉仕部に正式に依頼しますよ?」
八幡「……はい」
いろは「判ればよろしいー!じゃー改めてレッツゴーなのですよ」
八幡「わかったから引っ張るな……」
読者コメント
いろはがとにかく八幡をからかってる姿が可愛らしい。