この記事では、ウマ娘の「エアグルーブ」のSS作品を紹介します。SS好きの方からおすすめを紹介してもらったものをまとめてみました。
紹介して頂いた読者の方のコメントなども記載しているので、そちらも参考に気になる作品があればぜひ一度読んでみてくださいね!
【SS】今日は専属契約最終日
エアグルーヴがぼそっと呟いた。
「長い間世話になったな。トレーナー」
自分とエアグルーヴは長きに渡って二人三脚でレースに臨んできた。トゥインクルシリーズはもちろん、ドリームトロフィーリーグまで。日々練習をし、生徒会の仕事を共にこなしていく毎日だった。今や顔を合わせない日などなく、お互いが日常の一部になっていた。
読者コメント
切なさを少し感じるもののこういう未来もありだと思った。
エアグルーヴ「……会長、もう少しちゃんとした食事を摂られては?」【SS】
「すまない、無性に食べたくなってしまってな。もう一つあるんだが一緒にどうかな?」
差し出されたカップ麺をしぶしぶ受け取る。
お湯を注ぎ三分待つだけのシンプルなものだった。
キッチンタイマーをセットして待つ。
……どうしてカップ麺が出来上がるまでの時間はこうも長く感じるのだろうか。
読者コメント
甘酸っぱさを感じた。文章が短く読みやすかった。
エアグルーヴ「おい貴様、眠れないのか?」
奇遇だな。私もなんだか寝付けなくてな……。
…………どけ。布団を詰めろ。
に、二度も言わせるな!……眠れないのだろう……私の体温を貸してやる。
………………………………………………。
……私の手の方が、冷たい、な。
…………悪かった。これでは体温など貸してやれん。自分の布団に戻──。
読者コメント
ツンデレな感じがとても可愛い。短くて読みやすい。
『エアグルーヴのSS』
読者コメント
普段の感じとは違う照れている感じが可愛くてにやけてしまう。
溺れるアイ、砕かれるアイ
能天気な声が、生徒会室に響く。
「テイオー!」
書類仕事に勤しまれていた会長も、顔を上げてすぐに応じる。そして私が
「コラ!会長はお仕事中だ!」
と叱り、もう一人の副会長”殿”はため息を付きながらどこかへ消える。いつもの何気ない日常だ。
「えぇー!ボク、会長とお話したいのにぃ!」
「ダメだ。会長は最近お忙しいんだ。」
読者コメント
この後の二人がどうなるのか楽しみに思えた。
女帝の杖
まだ幼いウマ娘が本能のままに走り回り、勢い余って車道に飛び出し、あわやトラックに轢かれそうになったところを・・・たまたま通りかかった彼が助けたらしい。
幼いウマ娘に怪我はなかったが、彼は頭を打ち、未だに意識不明のままだ。
医者の見立てでは、明日突然目覚めるかも知れないし、一生目覚めないかも知れない。
読者コメント
途中はらはらしつつも最後がハッピーエンドで感動した。
日本人だけど外国人。
特に、ここ最近は厳重注意すべき生徒が多くいる。その中の筆頭が、ダイワスカーレットだ。
読者コメント
クロスオーバーの良さが発揮されている作品。続きが気になる。
女帝の独占力
目にクマをつくり、土に汚れ、性格を表すかのようにまっすぐ切りそろえられていた髪はボサボサになっている。かつての栄光を知る人が見れば皆驚くようなその姿の中で、眼だけが爛々と瞬いている。
読者コメント
愛が重くなっていく様子が面白い。この先の展開が楽しみ。
女帝の横にいるあの人
「はいすいません。今行きます」
いつからだろうか、私とこいつがこんな関係になったのは
日本ウマ娘トレーニングセンター学園
通称トレセン学園
Eclipse first, the rest nowhere.
唯一抜きん出て並ぶ者なし
をモットーとし、レースに勝つ事を目標に全国から集められたウマ娘達が日夜トレーニングに励んでいる。
読者コメント
途中の不穏さが何とも言えない。展開が気になる。
理想の女帝
ウマ娘達を育成する教育機関である。
教育機関なのだから普通の学校のように勉強も行うわけだが、ここで特筆すべきはそんな普通の学校と同じようなところではない。
トゥインクル・シリーズに出走するウマ娘達を指導、鍛えるというところにあるだろう。
そうしたトレーニングの指導は教師ではなく、専属のトレーナーが行う。
読者コメント
これから仲が深まる感じが楽しみ。丁寧で読みやすい。
女帝は奪い取る
それが時が経つにつれ私は彼に信頼以上の思いを寄せるようになっていた
最近の言葉でいうところ「チョロい」というものなのだろう
しかし私の思いは叶うことはない
彼への想いを自覚したころひとつの情報を耳にした、トレーナーに彼女がいるということを
生徒会に所属している以上有益か否か関係なく様々な情報が入ってくる
読者コメント
素晴らしい結末で読んでいて胸が熱くなった。文章が丁寧で読みやすい。
秋は夕暮れ。女帝の叱責。
まずい、今日の締切に間に合わない――夕暮れ時の廊下を理事長室へと急いでいたときのこと。
誰にもぶつからないように注意深く角を曲がり、再び駆け出そうとしたところで、私は見知った声に呼び止められた。
「これは貴様の書類か、たわけ」
振り返ると、いつの間に落としてしまったのか、一枚の書類を手にしたエアグルーヴがこちらに歩いてくるところだった。
読者コメント
エアグルーヴの優しさが垣間見えて笑顔になる作品。
エアグルーヴ はわからせたい
俺の担当は通称「女帝」と評されているエアグルーブだ。
彼女は非常にしっかりもので自分に厳しく他人にはとても優しい。。。(俺以外には)
最近、、いや昔から彼女は俺に対しては厳しかった。
「女帝のトレーナーとしての自覚があるのか!!このたわけが!!」
読者コメント
ヤンデレ好きには堪らない。文章量も読みやすい。
猫に懐かれたいエアグルーヴ
エアグルーヴは悩んでいた。
最近、いつも花を育てている花壇のそばに、猫が昼寝に来るようになった。
特に花にちょっかいをかけるわけでもないため放っていたのだが、その愛くるしい動きや寝顔にとても惹かれていた。
しかし、少し触ってみようと近づくと、エアグルーヴを恐れるかのように逃げていってしまうのだ。
読者コメント
ほっこりするような可愛さと最後の文章に笑ってしまった。
2月24日に愛しいポニーちゃんと永遠の誓いを
「まるで、結婚式の会場みたい」
なんて、うっとりした顔で話すぐらい。ハーフアニバーサリーの紺色の装飾よりも、結婚式の挙式会場のイメージに近かった。
特に、エントランスのワインレッド色の細長い絨毯は、バージンロードを思わせる仕様だ。
読者コメント
愛が詰まった作品で読んでいて思わずにやけてしまった。