「三雲修(ワールドトリガー)」のSS・二次小説まとめ15選！名作・人気作からおすすめ作品を厳選しました。

遠征選抜試験が終了し、桜が咲き始める春、界境防衛機関「ボーダー」の片隅の人気のない廊下で一人の女の子が壁に向かって俯いていた。
「お嬢さん、どないしはったんですか？」
生駒隊狙撃手の隠岐孝二は、しつこく絡むC級女子たちから逃げてた先で、俯く女の子を見つけ体調が悪いのかと声を掛けたのだ。
「この声は、隠岐

宇佐美「これで大体の役職は分かった？」

空閑「ありがとう栞ちゃん

スナイパーが遠距離、シューターと

ガンナーが中距離

で、アタッカーだけが近距離ってことだな三３三」

宇佐美「まぁ、合ってはいるんだけど例外が

いるんだよね…」

空閑「？」

小南「あなたのこと？」

宇佐美「うん

三人目のアンサートーカー

「……何、今の？」

目の前の光景に、木虎藍は目を丸くする。

ボーダーという組織の本部。

近界民という存在が街を脅かす中、唯一の防衛手段を持つ彼らが切磋琢磨する訓練室にて、無謀とも呼べる戦いが繰り広げられていた。

いや。戦いとも呼べるかわからない。

それは先刻まで

修「うーん……」

遊真「どうしたんだオサム」

修「いや、さっき二宮さんと偶然会ったんだけど」

遊真「ほう」

修「何故か……前よりもやたらとフレンドリーだったというか」

遊真「フレンドリー」

遊真「あれじゃないか、オサムにいっぱい食わされたから、オサムを認めてくれたんじゃないか」

修「うーん

林藤｢ああ。エンジニアの連中が息抜きに作ったんだが、せっかくだからテストしてほしいってさ。木戸司令の許可も既に下りてる。やってくれるか？｣

修｢分かりました。でもよく許可が下りましたね｣

林藤「それについては迅が色々動いたみたいでな。トリガーのテストも修に任せた方が良いとも言っていた｣

修｢迅さんが

『ごめんね、公平』

「…」

何も言わずに俯く公平

どうしたらいいかわからなくて、公平の頭を撫でようと手を伸ばしたけど

公平は私の手を振り払って、正面から抱き着いてきた

背の小さい私は

公平の腕の中にすっぽりと収まる

《三門市みかどし》、人口２８万人。

ある日この街に異世界・ ・ ・への門ゲートが開いた。

『近界民ネイバー』

後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が門ゲート付近の地域を蹂躙し、街は恐怖に包まれた。

こちら・ ・ ・の世界とは異なる技術テクノロジーを持つ近界民ネイバーには地球上の

　三雲修が師である烏丸に勝利した報せが耳に届いた時、玉狛にいた全員が目玉が飛出す勢いで驚愕したのだった。

「ちょっ。と、とりまる？　あんた、修に負けたの！？」

烏丸の実力をよく知る彼のチームメイト、小南が勢いよく詰め寄る。

以前、烏丸と修の訓練を覗き見した事がある。

遊真「この前の・・・バレンタインだっけ？　学校でいっぱいチョコ貰ってただろ？」

修「あ、あれはほら、ネイバーが学校を襲ってきた時や、
大規模侵攻の時に助けてもらったお礼ってことで貰ったものであって・・・」

遊真「それに、こなみ先輩とキトラからも貰ってただろ？」

修「空閑だって貰ってたじゃないか。」

賑わうラウンジ。はじまりはとある疑問から始まった……

「三雲先輩ってあんまり笑顔にならないよね？いっつも冷や汗ばっかりだけど…遊真先輩はもちろん見たことあるよね？」

「んー。いやおれもあんまり見たことないな」

「「「「えっっっっ？！？！(私が)(ぼくが)(オレが)なんとかしないと！！」」」

その一言で

ちょっとした小噺

閉鎖環境試験最終日の夜俺たち諏訪7番隊は、明日から始まる長時間戦闘試験について話していた

「明日から始まる長時間戦闘試験ってどんなんなんですかね？」

キッチンから夕食の後片付けを終え戻ってきた隠岐が話を切り出す

「ランク戦みたいな感じで総当たりしてくんじゃないの」

香取が机で

ビーーー！

「はー！面白かったー！！でもまだ足りないよー！」

「おーおー、若者は元気だな」

「俺らもまだ学生だろ。メガネくん、大丈夫？」

「は…はい」

ボーダー本部内にあるランク戦室。その内の二つから出てきたのは、A級所属の草壁隊アタッカー緑川駿。三輪隊アタッカー米屋陽介。太刀川隊シューター

俺はボーダーＣ級隊員である。名前はもうあるが、名乗るほどの者でもない。その辺のＣ級隊員と同じように毎日訓練に励み、目指せいつかＢ級、いずれはＡ級と研鑽を重ねている。そんな俺だが、Ａ（腐れ縁同期の男）とＢ（Ａが連れてきたオペレーター女子）という人間と隊を組むことになった。これはＢ級に上がるための大事な

玉狛支部所属である修だが、本部に行く事は決して珍しくない。ランク戦の見学だったり任務であったりあるいは林藤に届けものだったり理由は様々だが、気に掛けてくれるA級あるいはランク戦から交流が増えたB級隊員と会える機会だと思えば有意義とこそ思えど面倒と思う事は無い。
やけに遭遇率が高いのだが、それしか

(…どこ座ろっかな…)

今は昼時。食堂で日替わりランチを受け取った諏訪は、席を探していた。
しかし、なかなか見つからない。

(…ほぼC級で埋まってんな…誰かと相席でもさせてもらうか？)

でも、そんな都合良く相席OKのやつとかいないか…

そう諏訪が考えていると、ある一角から