SS

夢を見ていた、その夢は透明なガラスの容器の中にいる自分を、たくさんの白衣を着た人達が見ていた。

ただ見ていると言うよりは観察されているような、とても不快感がぬぐえない視線に晒されていた。

場面が変わり今度は頭に変な機械を取り付けられていた。
白衣を着た研究員がボタンの様なものを押したら頭が破裂しそうな

天才的な魔法師として、その名前を轟かせる彼は、十師族が一つ四葉家の次期当主候補筆頭でもある。しかし、彼を作り上げてきたその歴史や経験、そして、生まれてきた経緯を知るものは微々たるものである。

彼は、生まれた頃から二つの魔法を持っていた。「分解」そして「再成」魔法と呼ぶのもおこがましいこの二つの奇跡は

達也と深雪は無事、魔法科高校を卒業した。
その後、二人は魔法大学に入学し、それとともに、深雪は四葉の次期当主ということを世に発表、達也も実の兄であり、四葉の縁者だということがカミングアウトされた。
だが、仲間に恵まれた二人の周りには高校時代の時と殆ど変わらないメンバーが揃っていた。
殆どというのは、大学では

2079年、四葉家の直系にとある男児が生まれた。

生まれた子供は達也と名付けられたが、彼の魔法適正を確認したことで“出来損ない”や“不良品”等の失烙印を押された。

彼は“四葉の罪の結晶”と言われ処分されそうになったが、四葉真夜と深夜の姉妹によって免れた。

やがて、彼が6歳になり、前当主英作がなくなる

「四葉は“何者”を生み出したか＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿欲しい。」

白く濁った眼に“興奮”を宿し老人は嗤う。
暗闇の室内に垂れた幕に映された映像にはある“”赤子が映し出されていた。
二〇八〇年、春 四葉家に新たな命が誕生した。
子は健康な男児で、名は「達也」。
司波深夜が母である。
四葉家は

「なんか……随分と酷い顔をしているわね。ハァ」

七草真由美は新しい居住先と決めた司波家のバスルームでシャワーを浴びながら憔悴した表情を浮かべていた。

笑顔を作ろうとしても上手くいかない。顔のパーツのどこかがいびつに歪んでしまう。笑顔が魅力と評判の彼女が笑顔を上手く浮かべられない事態に陥って

キリト「リィィィンクスタァトォォォ！！！」

達也「自分はただの、エリートです」ﾄﾞﾔｧ

これは、あったかも知れないパラレルワールドのお話……

74階層

キリト「スターバックスゥゥゥ…アイスクリィィィィム！！！」ｽﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

ｸﾞｷﾞｬｧｧｧ

アスナ（に、二刀流…！？嘘…）

「着いたぜ日本」

と独り言を吐いた俺こと龍崎蓮は羽田国際空港の出口ロビーにいた。

なぜ俺がこんなところにいるかと言うと少し時を遡る。

遡ること1週間前

USNAにて

「失礼しますレイ参謀長」

「かけたまえ龍崎中将」

俺の前にいる人は今のUSNAトップレイ参謀長である。

(第一高校。今日からここが私の新しいステージ。
頑張らなきゃ。)

桜が散る日、第一高校の入学式だ。
国立魔法大学付属第一高校。通称一高。
魔法大学に行く割合が1番高い優秀な高校だ。
魔法大学へ入学が許されるものはほんのひと握り。
そう、一科生のみである。

(あー知ってる人なんて一人もいないよ。)

九校戦のエンジニアになってしまった達也は、色々とやることが増えた。
深雪の手前、手を抜くわけにもいかないので、受け持った分担をきっちりこなす事にはしているが、色々と問題もある。
その一つが、アイス・ピラーズ・ブレイクだった。
自分が担当した人間が、勝利できる魔法式を選んで、それを効率よく運用できる

「なぜお兄様が総代ではないのですか。」
「落ち着け深雪、俺は目立ちたくなくて試験の時本気を出さなかったんだ。」
朝から学校の校門で騒がしいこの二人、男の方は兄司波達也次期四葉家当主に決まっておりすべての魔法をハイレベルで使える（本人は平均的くらいにしか思っていない）また、トーラスシルバーとしても活躍

四葉家
魔法技能師開発第四研究所を主自とする家系で、十師族に選ばれる刺客を持つ二十八家の一つ。その中でも七草家と並び、最有力候補とされる一族で、主導的地位を争う地位にある。特異な技能を持つ魔法師を生み出すことで知られている。東海及び岐阜・長野方面を監視、守護している。
その異名は〝触れてはならない

　虐げられて生きてきた。
ただ、魔法と言う御伽の存在だったものが使えないと言うだけで。

『どうして』

妹は優秀で、兄である俺は出来損ないだった。
だから、従者よりも下の地位である、使い捨ての駒として生きることを強要された。
それしか、生きる道がないのだと言われた。

『どうして』

自分の

　西暦2095年3月25日、横浜某所。有名人なども多く訪れるこの場所で、1人の女性が注目を集めている……いや、女性では無く少女と言った方が良いかもしれない。男女問わず注目を集めている少女、『司波深雪』は誰が如何見ても美少女と評される容姿をしている。そんな彼女がこの恋人たちが大勢居る場所で1人で居るはずも無く

カフェ　アイネブリーゼ
東京都八王子市にある喫茶店。第一高校前駅と国立魔法大学付属第一高校の通学路の途中の角を一つ曲がったところにある小さなお店。
ドイツ語で〝微風〟という意味。第一高校生たちの憩いの場。

そんな小さなカフェの一人のアルバイト店員の朝は、エスプレッソマシーンのメンテナンスから始まる。

彼が初めて、彼女と出会ったのは、淡い六歳だった頃。
それは深き森にある屋敷で出会った。
深き山、深き森に位置する屋敷の庭にて。
一人の女性が一人の少年を連れて、屋敷に来た。
知人とともに懐かしい昔話に弾んだ。
「ロンドンからの帰国だったのでしょう」
「ええ、イギリスの土産を買ってきたわ」
女性は知人に英国土産を買ってきてあげていた。

桜舞い散る季節　朝夕の寒さは少し続くものの昼間の暖かさは春の到来感じさせる。
天候にも恵まれ入学式相応しい様相になっていた。学内に入ると入学式の準備の為、在校生が、何人か見られるものの新入生はまだ来ていない様子であった。

「納得できません。」

老若男女に問わず周囲の人間が振り返るほどの美少女が不満そうな顔をしながら口を開いた。
俺の隣にいる彼も、またかと思いながら口には出さずにいる。幸いなことにまだ人気が少ない時間でもあった為、この場で目立っている感じではなかった。

“魔法”。
それがオトギ話の産物ではなく、最新の技術となったのはいつのことだったのか。
確認出来る最初の記録は一九九九年のものだ。
2095年4月、魔法師を育成するのに各国が躍起になる情勢で、日本も例に漏れることはなく、育成機関である魔法科高校では入学式が行われようとしていた。
現在日本には第一から第十まで魔法科高校が存在しており、定員は200名になる。
国立魔法大学付属第一高校、魔法大学に毎年多くの卒業生を送り込むここは、高等魔法教育機関のエリート校として認識されている。
そして今日、第一高校に存在を隠されていた一人の男が入学する。

うん、なかなかいいかも。

赤を基調とした新品の制服に身を包んで、鏡の前でくるっと1回転。インナーガウンがふわりと舞う。

「行ってきます」

高校までは、コミューターで10分、そこから歩いて5分。桜並木を抜けると見えてきたのは、国立魔法大学附属第三高等学校。
六塚風璃むつづかふうり改め、宮木風璃みやきふうりが、今日から3年間お世話になるところ。

３月某日。

この日私は、四葉家当主・四葉真夜に呼ばれて四葉邸本邸を訪れていた。

言われた部屋のドアを２回ノックして、中から返事があったのを確認してから中へと入る。そこには、真夜様の他に私と同い年くらいの男女が居た。内心驚いていたが、真夜様のに見られている手前、表情を崩す訳にはいかないので、真顔を保って礼をする。

僕の通っている中学校は、有名な私立進学校。所謂お金持ちが集まる所であり、クラスメイトの中にも本当のお嬢様やお坊ちゃまがいるし、『魔法師』の素質を持つ人たちが多くいる。
隣のクラスの司波深雪さんはその『お嬢様』かつ『魔法師』の代表格だろう。この世の美を全て集結させたと言っても過言ではない程、絶世という言葉も裸足で逃げ出すような美少女で、家も上流階級。

ああ、無理だ。滅ぶのだろうな。小さき者達は。だが足掻くというのであれば、我が手を貸そう」

悠久の眠りから目を覚ました煌黒龍。彼が眠っている間に、小さき者達は出現しては消え、現れては消え。もはや何度隆盛と荒廃を繰り返したのかはわからない。

目覚めた時代の小さき者達は、彼らに近い力を操る技術を手にしていた。

だからこそ、奴らの怒りを買うのだろうと、煌黒龍は確信し。

彼の愛する『小さき者』たちのために、行動することを決めた。

二〇九六年度 国立魔法大学付属第一高校入学式。

会場となる講堂の前に多くの新入生が集まっている。率先して中に入っていく者、様子を見ている者と様々。そんな講堂入口を気怠げに見ているのは、講堂から少し離れたところにあるベンチに座った男子生徒一人。

彼は「はぁ」とため息一つつきぼんやりと空を仰いだ。空は入学式に相応しく、清々しい青空。「空は青いな」などとぼやきながら意味もなく空を見続ける。このまま誰にも気付かれる事なく入学式が終わってくれないだろうか、などと淡い期待を抱くもその期待は見事に裏切られるのだった。

ある男が魔法科高校の劣等生の世界に転生した。

彼は異世界転生定番のチート能力沢山をもっていたが…

彼が前世そして今世でおった傷のせいで心を閉ざしている。

ついにこの日が来てしまった。

今か今かと期待する気持ちと、まだ来るなと思う気持ちが混同したこの日。

国立魔法大学付属第一高校の入学式が行われる日だ。

真新しい制服に身を包んだ生徒たちが講堂にひしめき、隣近所で期待と興奮と少しの緊張を分かち合っている。

東京都八王子に設立された国立魔法大学付属第一高等学校。

2095年4月の入学式。

新入生総代である司波深雪の神懸かった美貌に誰もが見とれている中、ほとんどの新入生が『あること』に気付いていなかった。

それは新入生の定員が200名であるにもかかわらず、入学式に出ていたのは199名であったことだ。

転生というのを知っているだろうか？二次小説などで見るアレだ。

その二次小説でよくあるパターンと言えば、神様のミスで死んでしまい特典付きで転生する、所謂神様転生というやつだと思う。

さて、何故俺がこんなことを考えているかというとだ。

俺、転生しました！

時は、西暦1996年そして神武暦2656年。日本皇国。この国の貴族の家にある一人の少年が生まれた。その少年はのちの歴史の教科書で英雄と呼ばれ、そして彼の誕生はまさに後の世から数多くの歴史上の偉人の再来にして、生まれ変わりと言われたこれはその少年の英雄譚である。

２０９５年度の九校戦は色々と波乱があった。だけどその中でも一番観客を驚かせ沸かせたのはなんと言っても第四高校の快進撃だろう。今まで第四高校が九校戦に勝ったという歴史は存在しない。

四葉家。
十師族の中で最強といっても過言じゃない。
だが、彼らが住まう土地は、すら高名な土地神が住まう土地だ。
その土地を守護せし、一族が存在する。
その一族は氷川家。
魔法師としての歴史は1000年近くの歴史を誇る名家だ。
彼らが使用する魔法は水と氷を扱う。

いつにない満面の笑みに何か裏を感じた時点で逃げればよかった、と思うも後の祭りだった。
その右手に握られているものを確認した時点ですでに、がっちりと肩を掴まれ逃げ場をなくしていた。
「わざわざアスカがしなくても、一人でできるし……」
「あんたねー、女の子に恥を掻かせる気？」

人間、生きていれば色々とある。
まぁ、色々と、うん。

僕も聖人君主じゃないから、そりゃあ色々と顔に出しちゃう事もある訳で。

Stay the way you are

「アンタもよく飽きないわね？」
「……うん」
「今日で何日目だっけ？」
「十日目」

買い物の時に美味しそうな苺を見つけた。
ただそのまま洗って出すのは芸が無い。
依って、生クリームを一緒に買ってロールケーキにする事にした。
出来はまぁまぁ？
焦げなかっただけでも上出来かな？
取り敢えず出来上がったので、お茶を淹れてアスカを呼ぶ事にした。

「ひーめ。
ね、姫ってばぁ」
「うっさい！
終わったんだからとっとと寝なさいよね！」
我に返った瞬間、毛布にくるまりこちらに背を向けたアスカの顔を覗き込むと、いつも通りの乱暴な言葉が返ってきた。
もう年単位でこういう付き合いをしているのだから、いくら誰かさんの代わりとはいってももう少し慣れてほしい。

しとしと…と，暗い天から夜の底に向かって雨が降っている。

わずかに風があるせいか，その雨は斜めに走って窓を洗い，屋外からかすかに差し込む光が，ガラスを伝って流れる雨水を透過して，複雑な紋様を壁や床に落としていた。

締め切られた六月の室内は，重苦しい空気が立ちこめ，吐く息にもカビが生えそうだというアスカの愚痴も，あながち誇大な表現ではない。

「ねーシンジぃ，これ見て見て」

と，レポートに筆を走らせていた青年の鼻先に，アスカが突き出してきたのは，彼女の愛用のスマホ。

そしてその画面には，毛並みはバサバサ，顔は目ヤニと鼻水で見るも無残に汚れた，やせっぽちの黒い子猫の姿が映っていた。

見覚えのないその子猫の写真をまじまじと見つめてから，

いつからだろう。あいつの手の動きを追うようになったのは。
いつからだろう。手だけじゃなく全部を追うようになったのは。

始まりは些細なことだった。
シンジと並んでテレビを見ているとシンジが急にアタシの頭を撫で始めた。
最初はびっくりしたけど何故かとても心地のいいものだったから何も言わずされるがままになっていた。

梅雨……。

１年の中で余り好きじゃ無い季節。
ううん、どちらかと言えば好きになれない季節。
だって、雨が降ると、やりたいことのほとんどが出来なくなってしまう気がするから。

何かを失ったような気がする。
単純な理由かもしれないけど、アタシは梅雨が嫌いだ。

アスカ『人の考えてることがわかる薬ですってぇ！！？？』

アスカ『アンタばかぁ！？』

リツコ『いいえ、既にミサトが使用したわ。それに効果も出ているわ。』

アスカ『んで？その薬くれるわけ？』

リツコ『いいわ。でも恋愛以外に効果はないから後はアスカ次第ね　。』

「バカシンジ！」

嫌だ。嫌だ。

シンジが目の前で死んでいく。

使徒に、じわじわ斬られていく。

私は、何も出来ない。
上手く体が動かない。
震えている。

「アスカ、アスカ、、、、、っ」

呼ばれている。体が動かない。なんで。

なんでなんでなんで。

血飛沫が舞う。

「初号機、活動停止！」

ちょっと待ってよ。

近頃のシンジの日々は駆け抜けるように過ぎていく。ほぼ自宅と学校とネルフを往復するだけだが、帰りは大抵九時か十時を回る。

（保安部は、よくやる）

黒服の尾行が途切れる時間帯がないかと探ってみるが、今の所その気配はない。といって、無理に尾行をまいたりは下策だ。それに日々やってる事は人脈作り、後ろ暗さはない。

国立防衛中学「NERV」の男子寮と女子寮が突然閉鎖になってしまい（原因は校長である父さんたちの使い込み。早く逮捕されればいいのに）、僕とアスカはミサトさんの家に一緒に厄介になることになってしまった。

復活の日

アタシは、ちょっぴりの照れを感じ…それから、涙が止まらなかった。

あのバカが、最期にあんなことを言うからだ。

『僕も…アスカのこと好きだったよ』

『ケンスケによろしく』

アイツはそう言って…そう、アイツはそう言って、アタシをあの忌まわしき赤い海の世界から送り出したんだ。

（雄大な第三新東京市の自然を背景に、ナレーションが入る）

＜……みなさんは、覚えているだろうか？

かつて、この街を中心に起きた、サードインパクトのことを。

それは、たった一人の少年に寄って引き起こされた出来事であることを。

アスカ「ちょっと馬鹿シンジ！朝ご飯に何でトマトがあるのよ！」
アスカ「そんな並んで歩かないでくれる！勘違いされたらイヤじゃない！」
アスカ「今日の弁当手抜きだったわね！ちゃんとしなさいよ！私が恥かくじゃない！」
アスカ「帰りにヒカリ達と遊んで帰るからお金貸しなさい！」
アスカ「何で夕飯できてないのよ！風呂入ってくるから早く用意しなさいよ！」
アスカ「明日もちゃんと起こしなさいよね！」

修学旅行2日目。京都に来てる。それにしても疲れた、今日は本当に疲れた。なんでかって、こいつに振り回されすぎたからだ。「姫ぇ〜！！今日はいっぱい歩いて疲れたね〜、」「あんたが歩かせたんでしょ。」「っまあね〜！」そんなことを言いながら部屋に戻る。部屋はマリと同じ部屋で4人部屋、他のルームメイト2人はまだ帰ってないみたいだ。

『クリスマスマーケット』という単語を、碇シンジはその時初めて知った。
最初はただのスーパーやデパートでのクリスマスセールか何かの事を指しているのかと思ったが、どうやらそうではないらしい事が、母・ユイの話を聞いている内に分かってきた。

それは、ドイツを始めとする西欧のキリスト教圏で行われている伝統的な催し物で、毎年クリスマスの時期が近づく11月末～12月初め頃から、都市の広場を利用して様々な出店が立ち並ぶ、華やかなイベントである事。

斜陽は既に西の方に追いやられ、外には暮靄が漂っている。冷気の入る前にキッチンの窓を閉めた。左耳にS-DATのイヤフォンを突っ込みながら、塩漬けしていた鯛のあらに熱湯をかける。アスカはストーヴの前に座り込んでさっきからゲームばかりしていたが、どうにもクリアできずに諦めた様子だった。
「それ、いっつも聴いてるけどなんなの？」

　外で蝉がけたたましく鳴いている。

エアコンの効きは悪く、額から流れた汗が向かっている机に落ち、紙に染み込んでいく。

母が入れてくれた麦茶のコップに浮かぶ氷がからん、と音を立てた。

天気は昨日の大雨に洗われたせいで一層綺麗に晴れ渡っていて、何を考えても直ぐ霧散してしまう蒸し暑さが僕の部屋を支配していた。

「…………ねえ、シンジくん」

「………………何ですか？　真希波センセ」

―――ああ、これは夢だ。

真っ先に少年――碇いかりシンジ――は思った。

そう考える理由は2つ。

1つは今よりも目線が高く、身長が伸びている事が窺えるから。

そしてもう1つが……目の前に広がる光景は“決して手に入れる事のできないものだから。”

「おはよう。シンジ」

「…………」

至って普通、至って平凡なリビングだ。

“3時の方向に機影あり”

“多国籍軍の自動防衛偵察機だ。問題ない”

“了解。これより入水”

“了解。総員、衝撃に備え”

ステルス性を高める為、無機質なデザインとなっている濡羽色の機体は正面から入水する。周囲の波に衝撃を与えたのち、深く潜っていく。輸送室内の座席は安全バーで身体を固定されているものの、急角度で一気に海面に突入するのだからそれなりに大きな衝撃を感じる。だがそれも一瞬のことで、水中潜航に入ると揺れは止んだ。

　私の名前は真希波マリ。転生者だ。

そして、転生した世界は新世紀エヴァンゲリオンの世界のようだった。それはなぜかって？

前世では、エヴァオタクの一般男性であった私ではあったが、幼い頃は、その事実に気づかなかった。それよりも、自分の性別が女性に変化してしまったことに慣れるまで時間がかかった。

使徒、襲来

そろそろ主人公碇シンジが出てくる頃合だろうか？

――と、私は車に揺られながら思った。

「それで…本当に良いんですか？葛城さん」

「ミサト…って呼んでくれない？霧島ちゃん」

「私も、ちゃん…って呼ばれ方…慣れてないんですよね。千歳って、呼び捨てにしてください」

「そう？……じゃあそうさせて貰うわね」

やった、この会話やってみたかったんだ！

ネオンジェネシスの後の世界

シンジ「(僕は28歳 名前は碇シンジ 今エヴァが
なくなった世界で生きている)」

マリ「だーれだっ？」

シンジ「胸の大きい……いい女」

マリ「ご明答〜」

シンジ「(彼女は真希波マリイラストリアス
僕がネオジェネシスやった後に迎え

布団の心地よい季節になり、まだ抜け出したくないと思っていた日の寝起きにLINEのメッセージ通知に邪魔をされる。誰だ気持ちよく過ごしてるこんな朝早くに連絡してくるのは…

“真希波　結局今日どうすんの？”

同期のハルカさんだった

“あー　いいッス　今日やっぱ遠慮しときます”

“そっかー
気が変わったらまた連絡してね(*^_^*)　”

……碇シンジと式波・アスカ・ラングレーは、リビングの床に寝そべって、冷房を全身に浴びている。

外からは、雨の音が聴こえていた。

「ど～してこう日本は湿度が高いのよ……！暑くて暑くて仕方ないわ」

アスカのいつもの愚痴にも、今日は何だか力がない。それはシンジも同様で、アスカの言葉に力なく返事をする。

「雨が降ってるから、余計に湿気てるよね」

夏の暑さも落ち着いた初秋のある日、いつもの様に国際貨物が届いた。差出人と受取人の両方に“Makinami”と綴られている。マリさん宛の荷物だ。

「マリさん、また何か届いたよ」
「ありがとう。荷物送ったとメールは来てけどこれか。変な物じゃないからとは書いてたけどどうだか…」

よく変わった物が届く事から何時もぼやきながら開梱する姿を見ている。

「おまたせー！どうだ！わたしの愛車だ！」
緑色の新車の小型クロカンＳＵＶに乗って現れた彼女はサングラスを外しながら自慢気にそう言った
「雑誌で見て一目惚れしちゃったんだー♪」
やけにテンションが高い。
「納車おめでとう。マリさんらしくていい色だね」
ニヤッと笑った彼女に促されて助手席に乗り込む。

「さってとー、出掛けるよ！荷物ちゃんと積んでね！」

マリもどうやら彼女の母に似て猫のようなところがある様で、家庭教師の最中にシンジのベッドを占領したまま度々ウトウトとしてしまう事があるのだ。

そして今日は二人とも帰りが遅かったため風呂上がり後にシンジの部屋で勉強を見ていた…はずだった。始めた時間が遅かった事もあり、そのままぐっすりとマリは寝はじめてしまったのだ。

、、、、ここ、何処だろ。
辺りを見回した感じ、何処かの家のリビングであることは分かった。少し記憶を整理する。
私の名前は？、、、真希波マリ。
現在イギリスの研究チームで研究中。内容は量子力学。日本にいた時は形而上生物学を専攻していた。今思い返してみてもかなり複雑な学問だったと思う。大学時代の研究室の知り合いを思い返す。ユイさん。

十一月も半ばを過ぎて、すっかり日が落ちるのが早くなった。
まだ十八時にもなってない時間なのに外は真っ暗。
私はお客様が帰った後のテーブルを拭きながらつい何度もチラチラと時計を見る。

「あのねえ……時間が気になるのは分かるけど手もしっかり動かしなさいよね！」
完全に意識の外からいきなり響いた呆れ混じりの大声に私の肩はビクリと大げさな反応をする。

「ふう……さっぱりした」
お風呂から上がった私はパジャマに着替えて頭にタオルを巻く。
リビングの時計を見ると時計の短針はもう間もなく二十二時を刺すころ。私はスマホを握りしめて自分の部屋に向かう。

（そろそろ部屋に戻っておこうかな）

私はスマホを握りしめて自分の部屋に向かう。フータローが東京の大学に進学してから、中々会えない私達

思いも寄らないお泊り会もおわってしまって、もう私達に残された高校生活は少なかった。
-卒業まで残り100日-
私と二乃の料理の専門学校はもう終わってふたりとも総合選抜試験合格書を握っていた。四葉のスポーツ大学が今までの結果を考慮して特待生で入学できてつい先日合格書が届いたばっかりだった。

最近、三玖は面白くない。

季節は梅雨を乗り越え、夏に向かい、バカンスやら、ロマンスやら、アバンチュールなどなどの言葉があちこちから聞こえてくる頃。

とは言うものの、高３の受験生には縁のないこと。
そして、夏に向けてやって来る定期考査。

もちろん三玖も例外ではない。

『今年の東京の花火大会は…』
もう花火の季節か。
『地方の主な花火大会は…』
お気に入りのラジオを今日も流している。

大学生活も2年目に入り、間もなく前期終了まであと少し。
大学生活もまあまあ落ち着いてきた。

高校を卒業して三玖と正式に付き合いはじめてから、ずっと遠距離の付き合いが続いている。

と、言うわけでやって来ましたテスト当日。テストの内容も比較的簡単で、次のテスト範囲で作ってみた訳だが･･･果たしてどれほど点を稼いでくれるのか、少し楽しみでもある。 　 「しかしなんだ、このバカでかい建物は」 　 　あの五つ子が住んでいるこのマンション。下から見上げるとそのデカさがよく分かる。俺のアパートが十棟は入りそうだ。

どれだけの時間が経ったかな。

私は昨日のことのように高校時代を思い出す。

忘れられない思い出。

生まれて初めて恋をした私は、失恋した。

親戚になったことは嬉しいけど、私がなりたかったのは奥さんだ。

フータローと時々会えるけど、いつも四葉も一緒だった。正直四葉は邪魔でしかない。

「やっぱりコレ面白かったね
相手役に『愛してる』って言われて泣いちゃう一花を見てたらもらい泣きしそうになっちゃう」

さっきまで観ていた映画のクライマックスの余韻に浸りながら、三玖はため息をつく。
今日発売の一花主演の映画を俺と見ようと来る途中で買って来たらしい。

「映画館で観た時も毎回泣いてたじゃねえか
まだ泣けるのかよ」

なぁ、あんたなら世界最後の日に何を食べたい？
母親の作る肉じゃが？ 嫁の作るハンバーグ？行きたかった高級店のフルコース？
少なくとも店はやめておいた方がいい。
なんせ、世界最後の日に通常営業してる店なんてまず無いからな。あったとしたら、その店主はパニックで頭がおかしくなったんだそんな店の飯なんて食わない方がいい。
ん、なぜそんなことを聞くかって？

それは……

「はあ……疲れた……」 バイトが終わって十八時過ぎ。 ようやく家に帰り着いた俺は着替えもせずソファに倒れ込む。 今日は十二月三十一日。一年最後の日。 本当なら地元に帰省して五つ子達と新年を迎えようかと思っていたんだが、運悪くバイトが入ってしまい俺は人生初の一人正月というものを迎える羽目になった。

図書室の窓から見える止む気配のない雨に三玖は思わずため息を吐いた。 　 （家を出る時はあんなに晴れていたのに……） 　 　十一月だというのに、まるで梅雨のように激しく降り注ぐ雨に少しだけ憂鬱な気分になる。 　別に雨が特段嫌いというわけではないが湿気て前髪が張り付くのはやはり鬱陶しい。

「……んん」 　 人々が静まる夜。家々は深い闇に沈んでいる。 その中で明かりはといえば、ぽつぽつと灯っている街頭と大きな月がもたらす光。 そして夜空に瞬く小さな星屑達だけだった。 ブラインドの隙間から射す月光に、部屋の主は目を開く。 　 「ここは……？」 　 寝ぼけ眼をこすって辺りを見回す。

朝晩の冷え込みがだんだんキツいと思えるようになってきて、1年も残すところ２か月と少しとなってきた。 彼女は今朝もいつも通りに目覚まし時計をセットしていたのだが、それよりもだいぶ早く目が覚めた。 寒かったわけもない。 布団はしっかりかぶっていたので関係ない。 緊張感と期待で目が覚めてしまった。 シャワーをして体もシャキッとした。

「凄いなぁ…これがAクラス…！」 「座布団とちゃぶ台を見てると理不尽なぐらいの環境差ね」 「向こうの方が落ち着く」 「でもここで勉強が出来たら……うん、落ち着きませんねきっと」 「五月、冷蔵庫にお菓子が入ってるよ！」 「本当ですか！？」 「よしこれを持って帰ろう！」 　 初めて入ったAクラスに…というか冷蔵庫のお菓子に目を輝かせている五月さんと四葉さん、それと僕。

―――よお、待たせたな 文化祭の日、私の長い長い、実現不可能だと思っていた想いは成就した。 フータローの彼女になれた、私は思わず泣いてしまうほど喜んだ。 その時はそれだけで満足だったけど―――私は前よりちょっとずつ欲張りになってきてる。 「……おい、三玖？」 フータローの声で私は思考の渦から引き戻される。

ここは高層ビルがひっきりなしになしに立ち並ぶコンクリートジャングル、日本の中でも屈指の人口を持つ都市、東京都。時刻は午後17時程の帰宅時間という時間帯。学校帰りの学生たちや会社帰りのサラリーマン達も既に皆帰宅が住み、少々静かになった頃のとある裏路地にて「いいからおとなしく乗れや！」「ちょ、ちょっと！警察呼びますよ！話して！」…

「裁判長、ご覧ください。被告は家庭教師という立場にありながら、ピチピチの女子高生を目の前に欲望を爆発させてしまった。この写真は上杉被告で間違いありませんね？」「……冤罪だ……」五月検察官に証拠写真を突きつけられ、うな垂れる上杉被告。その様子を尻目に、俺はキッチンで風呂上がりのヨーグルトを食べていた。

なんとか気持ちを落ち着かせた私はリビングに向かった「六華、遅かったね」リビングで一番に私を出迎えたのは三玖姉さんだった「昨日の夜に何かあってそれの処理にでもおわれてたのかな〜？」「そうなんじゃない？」一花姉さんと二乃姉さんはニヤニヤしながらそんな事を言ってくる「えっ！？六華何かあったの？大丈夫？膝枕してあげようか？」

俺は、女が嫌いだ。別に差別しているわけじゃない。だけど、好きか嫌いかと問われれば嫌いだ。なんで嫌いか……？だって……？それは、俺が女に裏切られたからだ。でもまあ、勝手に女のことを好きになって勝手に信じ込んで勝手に裏切られていると思っている俺が悪いのかもしれないが……。だから、俺は女が嫌いだ。要は裏切られたから女が苦手だ。

今日は修学旅行………のはずなのだが残念ながら俺は不参加だ。理由はドラマの撮影がダダ被りしたからである。しかし撮影場所は京都なので実質修学旅行でもある。そして今は休憩中。伏見稲荷の近くで撮影していたのでちょっと見て回ることにした。2時間の休憩だがさっと登って戻るくらいは出来るだろう。一応変装し、スタスタとテンポ良く登っていく。

あれから夏休み中、引っ越しをすませ近くのショッピングモールで姉妹全員で行くことになった。目的地に着くなり、お姉ちゃん達は睨みあっていた
一「私が六華と買い物してくるから、お昼にここ集合ね！」
私の手をとって広い施設に買い物行こうとした時、私の反対の手を他のお姉ちゃんが行かせないように握りしめていた。

3年の夏休みのある日、私は些細なことで三玖と喧嘩をして家を出た。私は行く当てがなく公園のベンチに座ってこれからどうしようか考えていた。
「フー君のお家に行ってもすぐ見つかるしホテルもダメ…はぁ〜」時刻は22時を過ぎていたが気温はあまり昼間と変わらないような暑い夜だった。
二乃先輩？」「え？」公園で1人悩んでいた所、知っている人に声をかけられた。

これが夢なら早く覚めて欲しい　どうして、家族は僕のそばから離れていくのだろう
なぜ、神様は僕から家族を奪っていくのだろう
もしも、本当に神様がいるのであれば……　――――どうか、僕を独りにしないで欲しい◆◇◆◇◆
放課後を告げるチャイムが鳴る。これが鳴っている頃には、多くの生徒は帰宅しているか、部活動に参加してるかのどちらかだろう。

時は2016年、4月。日本の、M県・S市杜王町の某所にて。
「それで……康一さん、仗助さん。今度は、俺は何をすればいいんですか？」
朝早くから呼び出され、現代のアパートって感じの軽く洋風な廊下を歩いていった奥にある、いかにも社長室って感じの部屋に俺―――北条ほうじょう錠磁じょうじは呼び出された。呼び出した部屋にいたのは二人。

何時も通りのある日の昼食
『すんません、ライス1つ』
「はいよ」
『すまん上杉、待たせた』
風「いや良い」
ｺﾂｺﾂｺﾂｺﾂ
何時もの席へ行き座ろうとした。
？「え」
「『え』」
？「私の方が先でした、隣の席が空いています、移って下さい!」
風「此処は毎日俺達が座っている席だ、あんたが移れ」
と、まぁこんな感じで、一緒に食いました。
？「行儀が悪いですよ、食事中に勉強ですか?」

亜夢「そう？じゃあお言葉に甘えて…って！いうわけないじゃないですか！」
浦野春「な、なんで？」
亜夢「いや、浦野君達、授業あるじゃないですか」
浦野春「た、たしかにそうだけど」
風太郎「ま！おれは成績がいいから大丈夫だけどな！」
亜夢「そういう問題じゃなくて！」
三玖「じゃあ、どうして？」
亜夢「私には、妹がいる！はいそれでおしまい！じゃあ行ってきまーす！みんな、ありがとね」

「ハッ！？」
目が覚めると、俺はすぐに腹部に手を当てた
先程まで包丁が刺さっていた部分を触るが、包丁どころか傷一つない
とりあえず痛みはないが、俺の脳裏にはあの親父の顔がこびりついて離れない
そもそも俺は何故あの親父に殺されたのだろうか？
その答えはすぐに出ることになった
「お客さん。お客さん着きましたよ」

「どういうことだ、これ」
五つ子の家庭教師を始めてから、もうずいぶんと日が経った。途中、学年の切り替わりを挟む程度には。
着任当初には非協力的だった面々が素直に教えを乞うてくれるようになったのは、純粋に嬉しく思う。そこにやり甲斐じみたなにかを感じ取れるようにもなった。
二年の期末テストで無事全員が赤点回避を成し遂げ、俺のバイト先で祝賀会を開いたのが三月のこと。

？？？「へー！最近のゲームってこんなのあるんだー！」
？？？「…面白そう」
？？？「お姉さんにはちょっと難しいかなー？」
？？？「まぁ…暇つぶしにはなりそうね」
？？？「銃を撃つゲームなんて良くないです！」
…こうして五つ子のGGOが始まる。
「…なかなか現れねぇな」
そんな独り言と共にため息を吐く。

主人公の冴えない男は身長155cmで体重も55kg。学力は普通。運動神経は抜群な男。50m走のタイムは5.55秒。国数英社理の平均点も55点。その冴えない男の名前は五味五男。5人兄弟の末っ子であるため五男という昭和時代の子供につける名前に本人は嫌がっている。いつか名前を変えたいと望んでいる。五味はいつもどおり平凡な生活を送っていた。

ぬわぁぁぁぁぁぁぁんつかれたもぉぉぉぉぉぉぉぉん
俺の名前はSushiそれ以外でもそれ以下でもないぜ★
今現在私はA●EX にお熱中

働きづめで過ごした長い長い一週間が終わり、やっとゆっくり過ごせる土日が来ることを――

――その瞬間まで彼は心から信じていた。

いつも通りの彼の自宅――扉を開け、土間に足を踏み入れた彼が最初に見たのは、見覚えのある、というより見覚えしかない女性が二人。
クリーム色の艶を振りまく清潔なフローリングの上で、どちらも敵意を隠さずに睨み合っていた。

「ねえ、その話詳しく聞かせてよ」

中庭で休んでいると、近くを通りかかったウマ娘たちの会話が偶然聞こえてきた。普段なら声をかけたりはしないけど、話の内容が内容だけに口を挟まずにはいられなかった

中央競馬場。そこの観客席にはビッシリと観客で埋っており、観客の皆様は心を踊らしてその時を待つ。いや、観客席に集まった人だけではない。運良く観客席に入ることが出来た彼等だけではなく、観客席に入ることが出来なかった人達も同じだ。ある人は自宅のテレビを見て、またある人は飲食店や家電売場のテレビを眺める。ある人は仕事中とは言え仕事を中断してテレビを見る。だけど誰もが咎めない。当然だ、今日は最高のレースで最速が決まるその時なのだ。

最強のデビルハンターであったダンテは、その波乱に満ちた生涯に幕を閉じた。
しかしその魂はウマ娘なるものが存在する世界へと招かれる。
果たして、戦いの存在しない世界にダンテは何を見るのか？

雨が降っていた。

小雨ではあったがトレセン内のレース場ではウマ娘達が蹴り上げる土、水気交じりの泥が舞っている。

ある種の凄みを帯びた表情で、ターフを駆け抜ける彼女は、その泥にまみれて尚、美しく、そして目に焼き付いて離れなかった。

激動の生涯に幕を閉じたダンテ。

しかし、次に目を覚ませば、そこは『ウマ娘』なるものが存在する、戦いの無い世界であった。

果たして、ダンテは悪魔のいない平和な世界で何を見るのか？

マック「くっ！扉が頑丈で破れませんでしたわ！」

マックT「だ、大丈夫か！」ぴょいっ

ルドルフT「おいバカ！外に降りるんじゃねえ！」

マック「つ、捕まえましたわ・・・」

マックT「そこらから先は怪我が治ってからだ！病院に行って、それからうまぴょいだ！扉に突っ込むなんていう無謀なことをしたお仕置きも兼ねてな！」

トレーナー「おい、デュエルしろよ。」

ハヤヒデ「急にどうしたんだいトレーナー君。」

タイシン「チケットのバカが移ったんじゃないの。」

チケット「え、本当！ごめんなさい。トレーナーワタシのバカが移しちゃって！！」

トレーナー「いや、そんなわけないから。何となく遊戯王したいな〜って思っただけだから。」

時空の彼方からはるばると

20××年！トレセン学園はトレーナー不足に陥っていた！

主にうまぴょいとうまぴょいとうまぴょいのせいである！

愛が重バ場になったウマ娘たちにかなうわけもなかったのだ！

こうして毎年なんやかんやでトレーナーが一定数減っていく寿退社！

刑事部長室

右京「トレセン学園ですか・・・？」

内村「そうだ。お前たちはトレセン学園に向かい、そこで防犯講義、並びに学園の防犯設備の確認をしてもらう」

中園「暇なお前たちに、刑事部長からの直々の命令だ。光栄に思え」

右京「一つ、よろしいでしょうか？」

ふと違和感を感じて、空条承太郎は目を覚ました。

承太郎「ここは…どこだ…？？」

杜王町の吉良吉影の事件も終わり、いつも通りの生活が訪れた。

事件の後処理もすんだ為、今制作している「ヒトデに関する論文」を書いていた。

しかし途中で睡魔に襲われソファで仮眠をとっていたのだが……

いつの間にか知らない施設のベットに寝転がっていた。

突然だが私は今、襲われそうである。私に跨り見下ろす少女は美しい麻の葉文様の着物を身に纏い、頭にはまるで鬼のような角が二本……あ、これは耳なんですけどね。
ぶっちゃけ言うと、少女の正体は私の担当ウマ娘であるセイウンスカイで、彼女が着ている着物は昨年日本で一大ムーブメントを巻き起こした「鬼滅の刃」の人気キャラクターであり主人公の妹である竈門禰豆子の着ている着物を基としたもの。要はコスプレだ。

無事京都大学に合格した僕は府中から大津に戻ることにした。手始めに、トレーナー室と三鷹にあるパソコンや服を新居に送ることにした。

『パソコンはバラして緩衝材を入れた箱にぶち込むか』

ウマ娘たちに部屋を半ば強引に整理されたときに物の数と乱雑さが一気に減少したため、荷造りは思ったよりも簡単だった。

服は種類ごとに分別して入れたが…

単刀直入に聞く。俺の寮の部屋に勝手に入った挙句お宝本を全て捨てて代わりにウマ娘写真集に変えた後冷蔵庫を料理まみれにした奴は名乗り出ろ

俺の名前はイブキ現役の中学生だ。
今から自分の特徴を言っていくね。
俺は自分で言うとするなら、
別に身長が高くて、イケメンで、運動神経がめちゃくちゃいいという訳でもない。
身長はどちらかと言えば小柄。
顔は普通ぐらいかな？
運動神経はそこまで良いとは言えないかな？
ただ走りは人より速い自身はある。
一応これでも大会は出たことある。

それはいきなりだった。

やよい「発案ッ!!たづな、エレナトレーナーに契約解除ドッキリを仕掛けようじゃないか!!」

たづな「いきなりどうしたんですか理事長?ちゃんと仕事してくださいね??」

書類の山を整理しながら理事長室の椅子に座っている理事長と呼ばれた少女が突如机を叩き、横に立っている秘書 駿川たづなと呼ばれた人物が驚きながら理事長を見る。

「これより第1回トレーナーだけによる会議を行う」
一同「よろしくお願いします」
この会議はトレーナー同士で情報提供をする会義である。
「今回司会を務める○○だ。あらかじめ言っておくが今回の会議は全トレーナーが参加している訳ではない覚えとくように。早速だが見る限り欠席者が何人かいるようだ。誰かわかる人はいるか？」
「はい。まずライスシャワーのトレーナーは今回来れないと」

正確には『担当ウマ娘の好意を数値化するメガネ』さ。我ながら面白いものを発明してしまったものだよ、はっはっは！」
「なにわろとんねん」
朝５時、まだ朝日が頭すら出していない時間帯。
いきなりタキオンから電話が入り、彼女のラボに呼び出されたと思ったらこれだ。

日本ウマ娘トレーニングセンター学園。
全国から選りすぐりのエリートウマ娘が集っている此処では、個性的な面々が集まっているだけあって突飛な出来事を目の当たりにすることも少なくない。
中等部から入学したとある少女もまた、例えば広場のど真ん中で朝から夥しい数のドラゴン花火が炸裂してとうとう打ち上げ花火が上がりだしても「臭い」「うるさいなあ」と思い、後始末と犯人確保に奔走することになるだろうスタッフに同情しながら自身の教室に向かう程度には毒されている。

実況「スタートしました！みんなそろっていい出だしです！」
実況「200m進んでハナにいるのは4番○○○○○○」
実況「その後ろにいるのは2番○○○○〇」
解説「少し掛かっているようですね、落ち着きを取り戻せればいいのですが」
実況「後ろから5番目の位置にいた！1番人気『○○○○○○○○○』順調に運んでいます」

トレーナー(以下トレ)「皆さん、ご無沙汰しております。愛が重いウマ娘専属調教師のトレーナーと申します。今回攻略する愛の重いウマ娘はトウカイテイオー！
ウマ娘の2次創作ではなぜかしっとりとしていることが多い彼女。今回はトレーナーなら誰でも簡単に攻略できるオーソドックスな方法でしっとりテイオーを攻略していきます。まだ学生の彼女は、私の攻略に耐えることが出来るでしょうか？

「サイレンススズカに故障発生！故障発生です！」
あの日、私の脚は折れてしまった。第4コーナーの大ケヤキで速さに身体が耐えきれず折れてしまったと言われた。
でも、折れてしまっても希望があった。私の、大切な、大切なトレーナーさん。彼が真摯に寄り添ってくれてリハビリも順調に進み、絶望的とまで言われていたレースに出ることが出来たから。

皆の衆、始めまして｡いきなりだが俺はウマ娘の世界に飛ばされ、成り行きでトレーナーになっちまった｡
まぁこうなった経緯を猿でも分かるように説明してしんぜよう。つまらない毎日を泥のように沈んだ気持ちでドロドロと過ごしてた俺、ある日ひとつのアプリに出会う。
そう、何を隠そう「ウマ娘 プリティダービー」である。そこからはもう沼にハマった。楽しかったです｡魅力的なキャラが多すぎてもうやばい(語彙力)

爽やかさもクソもない生暖かくなった初夏の風が吹き抜ける夕暮れ時。
そんな中、オレは何度も急傾斜な坂道を往復ダッシュしているウマ娘を眺めている。
そう、オレは有望なウマ娘を輩出する超名門であるトレセン学園の一トレーナーである。オレがトレーナーを志したきっかけはただひとつ。
……かわいい女の子の苦痛や苦悶で歪む表情を間近で見るのがたまらなく大好きだからだよお！　そこに耳や尻尾がついていたら尚のこと最高！　フゥハアアアハハッハッハ！

少年は走るのが好きだった。
日差しを浴びて、風を切って、大地を蹴り上げる感覚がなにより好きだった。
朝起きて小学校へ行く前。放課後は日が暮れるまで。休日はリュックサックにおむすびとスポーツドリンクを詰め込んでひたすらに走り続けた。
数少ない友人からは「君はウマ娘でもないのに何故そんなにも走るのが好きなんだい？不可解だよ」と問われたことがあったが少年は答えられなかった。その問に対する答えは彼自身、まだ探している最中だったのだろう。

「トレーナー、なんだその顔は？わざわざこの私が自ら出向いてやったというのに。相変わらず汚い部屋だな。やはり私がいないと貴様は生きていけないのだ。…私も人のことは言えないがな」
目にクマをつくり、土に汚れ、性格を表すかのようにまっすぐ切りそろえられていた髪はボサボサになっている。かつての栄光を知る人が見れば皆驚くようなその姿の中で、眼だけが爛々と瞬いている。
堪えきれないといった様に靴を脱ぎ捨て抱きついてきたエアグルーヴを受け止めながら、どこで間違えてしまったのか、男は一人思案した。

「………………」
「………………」
トレーナー室にて。スズカとのミーティングも終わり、私はいつものように仕事に取り掛かっていた。
……スズカはいつもならそのまま走りに行ってしまうのだが、今日は何故かトレーナー室に残ったままだ。
カタカタとパソコンのキーボードを打つ私の指を凝視している。

シンボリルドルフは緊張していた。
レースの前ですら今ほど緊張しないだろう。副会長のエアグルーヴに淹れてもらった紅茶に何度も口をつけ、ソワソワと周囲を見渡す。
それは他の生徒会メンバーも同じだった。
レースの強さにしか興味を示さないブライアンも無言のまま座ったり、立ったりを繰り返し、女帝の名を持つエアグルーヴも書類仕事が手につかない様子だ。

「がぁぁぁ！また運ゲを外したぁぁぁぁ！！」
ウマ娘RPGはあの大人気アプリゲームの派生作品である。
待望のオリジナルキャラクターが作成可能になった上、恋愛に特化したシミュレーションパートではトレーナーとウマ娘だけではなく、ウマ娘同士の百合も実装されるなど多方面へのアプローチを強めている。
そして何より、本作のレースパートはアクション要素を満載した手に汗握る展開が多数待ち受けており、一般プレイヤーはおろか一部のRTA走者や視聴者からも絶賛される屈指の鬼畜ゲーとして有名になった。

私は、幼い頃から研究が好きだった。両親はほぼ放任主義だったので、気にせず研究をすることができた。 ある時、幼い私の元に、scp財団というグループから、研究費の提供と引き換えに私の作った薬のいくつかを頂きたいとの交渉を持ちかけられた。私は、研究の幅を広めるためなら資金が必要だと思い、交渉を受けることにした。

「気安く触らないでください」 　その日は朝からジョギングしてもすっきりせず、なんだか心の内で澱んでいた。いつものようにトレーナーさんが頭を撫でようとすると、拒絶の言葉と彼を払う私の手がすんなりと出た。いつもと変わらない調子で、だけど嫌悪感が滲む声音で。彼の驚いた表情とは反対に心が澄んでいくようだった。彼が謝るのを尻目に教室へ向かった。

全力で駆けるウマ娘の速度は時速七十kmに至る。それは公道を走る車よりも遥かに速く、そして衝突した際のダメージに関して言えば車以上だと言えた。 　なにせ車とは違いウマ娘という人型の高速物には、ぶつかることを考慮したセーフティが存在しないのだ。故に辿る悲劇は全身骨折、或いは即死。それがこの世界の常識だった。

俺は正気に戻った。 　それがいつかと問われれば三年間と言う長いようで短いトゥインクルシリーズを駆け抜けて、担当のシンボリルドルフと温泉旅行に行ってしばらくした後のことである。 　いや、そんな簡単に言えるような濃さの年月ではなかったんだけれど、過ぎてしまえばあっという間、喉元過ぎればなんとやら。

その言葉が、天使が口にした警告であるのか、悪魔が口にした誘惑であるのか、その時のアイネスフウジンには区別がついていなかった。 　 　一般市民の家庭に生まれたアイネスフウジンは、おおよそ裕福とは言えない環境で育った。母親と、自身と、2人の妹。父を除いて全員がウマ娘であるため、食費にかかる負担は大きかった。

“”””楽して金を稼ぎたい”””” 　 　皆そう思っている。ただ、普通は叶わないので、どこかで折り合いをつけて働いているのだ。少なくとも、俺はそう思う。 　 　そこで俺が考え出した人生設計は、さっさと一生分稼いで引退することだった。楽しくもない労働をさせられる時間を最小限にしようという次善策である。

「ちょっと、トレーナー。起きなさいよ」 「ん、あ、あぁごめんキング…」 トレーナー室に入るとトレーナーが顔を伏せて寝ていた わたくしはそんなトレーナーの肩を揺すって起こすと彼の身体がふらついた 「ちょっと!貴方体調が悪いんじゃないでしょうね?」 「すまん、なんか足元がおぼつかない…あ、やば」

無事京都大学に合格した僕は府中から大津に戻ることにした。手始めに、トレーナー室と三鷹にあるパソコンや服を新居に送ることにした。 『パソコンはバラして緩衝材を入れた箱にぶち込むか』 ウマ娘たちに部屋を半ば強引に整理されたときに物の数と乱雑さが一気に減少したため、荷造りは思ったよりも簡単だった。 服は種類ごとに分別して入れたが…

食事時になると、トレセン学園の食堂は多くの人でごった返す。　購買のおにぎりや惣菜パンで済ませる、自前で弁当を用意する、はたまた仲良しのあの子に作ってあげる。　空腹を満たす手段は数あるが、大抵の生徒と職員はこの食堂に足を伸ばすという選択肢を選んでいた。　何しろ、理事長自らがスカウトした腕利きの料理人が作る料理は絶品の一言に尽き、しかもそれらはおかわり自由。

そのウマ娘をはじめて見た時、朝露に濡れた花のようだと思った。硬く花びらを閉ざし、咲くことを拒む薔薇の蕾。　どうしてあの子はあんなに綺麗なんだろう？どうしたらあんなに美しく咲くことができるの？と大輪の花々を憧憬を宿した瞳で見つめる女の子。　小柄で華奢なシルエットはいつも何かに怯えるようにびくびくとしている。

メジロマックイーンは激怒した。 　今日、初の顔合わせとなる予定……だった、サブトレーナーが、約束の刻限から一時間も遅刻しているからである。 　 「遅すぎますわっ！　顔合わせのほかに、トレーニングの予定だってありましたのに……！」 　 　メジロマックイーン。チーム『シリウス』のエース……もとい、チームに残った唯一のメンバー。

　＃月＊日 　 　目が覚めたら知らない部屋で眠っていたので日記を書こうと思う。 　いきなり何を書き出すのかと聞きたくなるかもしれないが、これを書いている僕ですら現状頭が爆発しそうな勢いでパニックに陥っているのを理解してほしい。 　 　さて、まずは日記を書くに至った経緯を順を追って書き出そう。

マヤは早く大人になりたい。美人で色っぽい大人のオンナになりたいから、大人っぽくなる研究もしてる。　前にテイオーちゃんに「じゃあマヤノのトレーナーさんを参考にしたら？」と言われたけど、却下！トレーナーちゃんは確かに年齢的には大人だし女だけど、全然「大人のオンナ」じゃない。見た目も子供っぽいし、それ以上に中身がオコサマだ。

「トレーナーさん……私の髪、触ってみますか？」 「え？」 　私が投げかけた言葉に、トレーナーさんがキョトンとした顔を浮かべました。 　誠実で、かわいい人です。本当に、かわいい人……。 ◆◆◆◆◆ 　私がトレーナーさんのスカウトを受けて、3年が経過しました。

■ 　 　見上げた空は、いつだって快晴だった。 　 「……はぁ」 　 　雲ひとつ浮かんでいない、虚しい群青の景色。空っぽ、という言葉はきっと、こんな空を見た人が思いついたものなんだろうな、なんてことをトウカイテイオーは夢想していた。 　春一番の季節はとうに過ぎたというのに、頬を撫でる風は未だに強い。